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カリキュラム
CURRICULUM
大学院
GRADUATE SCHOOL
動物学専攻
理学研究科、工学研究科、統合情報研究科、生物地球科学研究科の4研究科を発展的に統合・再編し、「理工学研究科」がスタートしました。(2023年4月開設)
(↓↓ 旧・理学研究科 動物学専攻)
理学研究科 動物学専攻(修士)
概要
本専攻では、理学の根源的な知的好奇心に根ざした動物学的知識を深化させるとともに、最新の研究を通して問題の発見力および解決力を磨き、その成果を発信する能力の育成を目指しています。本専攻は野生動物系と飼育動物系で構成されています。それぞれの系は独立したものではなく、両系統とも自然史教育と研究に重きを置いており、最新の科学的手法を駆使して、多方面からのアプローチで動物の特性を明らかにしていきます。さらに、動物を教育と研究の対象としているため、動物福祉に十分な配慮をすることも重要な姿勢と考えています。
専任担当者および研究内容
【野生動物系】
(教授)
動物の社会生態学
(教授)
歯及び頭蓋の形態学的研究
(教授)
野生動物(特にヌートリアとニホンジカ)に関する研究・自然誌
(准教授)
野生動物の内分泌学
【野生動物系】
(教授)
動物行動や生態に関する生化学的・分子生物学的研究
(講師)
未定
(教授)
飼育動物と野生動物の資源開発
(准教授)
人と動物の共存のための自然環境の創造と保全
講義
動物系統分類学特論(担当:小林)
地球上には、多種多様な動物が生息している。哺乳類を題材に、その主要な目それぞれについて、主に科レベルでどの様な系統関係にあるか理解することを目的とする。
動物社会生態学特論(担当:高崎)
動物社会生態学は、広範囲の自然科学に立脚している。最近の論文から、この学問の特質が典型的にうかがわれるものを選んで講究する。あわせて、学術論文(英文)の論述形式に受講者が慣れ親しむことと、受講者の論文読解ならびに論文作成や研究発表技術の基礎づくりを目指す。
動物解剖学特論
(担当:名取真人)
頭部を中心とした脊椎動物の比較解剖学を講義するとともに、試験を通して理解を深める。さらに、哺乳類の同定にとって重要な歯の比較解剖学的情報や、骨の情報を提供し、哺乳類を同定する能力を高める。
動物生理学特論(担当:託見)
動物の体は様々な制御機構により統合的に制御され恒常性が維持されている 。体液調節、血液循環、運動制御、呼吸、代謝、神経系、免疫系、内分泌系 などについて、細胞・組織から器官・個体のレベルまでを詳細に理解する事を目標とする。
実験動物学特論(担当:目加田)
実験動物は、医薬食品等の安全性や効能試験、教育や生命機能の解明に欠かすができない。実験用マウスを扱う上で必要となる育種学的な知識や手技についての入門書や論文を読解する。あわせて、動物福祉を前提に社会合意形成としての3Rを考えながら、関連する指針やガイドラインも読解することで、実験動物の存在意義を理解することを目的とする。
分子動物行動学・生態学特論(担当:水野)
動物は進化する過程で環境適応のために種固有の行動様式を獲得する一方、共存共栄や弱肉強食のもとに生態系の変遷が繰り返されてきた。従って、動物行動様式の分子生物学的解析は生態系ダイナミズムの根本理解につながる。以上の観点のもとに動物の行動様式や環境適応を支配する生体機構を分子・遺伝子レベルで包括的に理解するセンスを養う。
動物遺伝学特論(担当:布目)
未定
動物保全学特論(担当:中本)
生物多様性、環境保全、人と動物の関係などについてより専門的な視点から総合的に考える。特に、受講者の修士課程における個々の研究テーマを考慮した上で、対象種またはテーマに関連する複数の学術論文を読み、内容を整理して発表し、互いに議論することで、他の学問分野がどのように保全学に結びついているのかの理解を深める。
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